著者名:ゴンザロ・ナバロ 著,定兼 邦彦 訳 内容説明:時間的にもメモリ領域的にも効率が良いコンパクトデータ構造の解説書。配列、ビットベクトルなどさまざまな問題に対するコンパクトデータ構造を説明するほか、動的データ構造の改善に役立つ主要技術と先端手法なども扱う。【「TRC MARC」の商品解説】★コンパクトデータ構造の魅惑的なアルゴリズムの世界を、特に実用性を重視して紹介!★幅広いトピック(ビットベクトル、数列、順列、木、格子、2項関係、グラフ、トライ、テキスト集合)の理論から応用例までを丁寧に解説!★150を超えるアルゴリズムの擬似コードを掲載した唯一無二の成書!【本書より抜粋】多くの圧縮アルゴリズムでは、圧縮されたデータ中の一つの値のみにアクセスする場合でも、データを先頭から復元していく必要がある。コンパクトデータ構造の目的は、まさにこの問題にチャレンジすることである。コンパクトデータ構造を用いると、データとそれに対する追加のデータ構造を小さい領域で格納するだけではなく、データに対してコンパクトな表現のまま、つまりデータを復元せずに、アクセスや問合せを行うことができる。本書は、読者にコンパクトデータ構造の魅惑的なアルゴリズムの世界を、特に実用性を重視して紹介することを目的としている。紹介する多くのデータ構造は無理なく実装できて空間的、速度的に効率が良いことが示されており、実際すでに実装されている。また、理論についてもなおざりにはしない。理論はなぜ、またどのようにデータ構造が動作するのかを完全に理解し、新たな課題に直面したときにデータ構造を適用あるいは拡張するために必要不可欠である。本書は、読者にコンパクトデータ構造の背後にあるアルゴリズム論と数学の美しさをわかりやすく紹介する。【主な内容】第1章 はじめに第2章 エントロピーと符号化第3章 配列第4章 ビットベクトル第5章 順列第6章 シーケンス第7章 括弧列第8章 木第9章 グラフ第10章 格子第11章 テキスト第12章 動的データ構造第13章 最近の動向(符号化データ構造、反復的な文書集合、2次記憶)【商品解説】
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