1968年、ホロヴィッツのアメリカ・デビュー40周年を記念して、カーネギー・ホールで招待された聴衆のために行われた演奏会を収録し、CBS系列で全米に放映されたのが『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』。27万5000ドルという巨額の制作費も異例ならば、ホロヴィッツにとっても初のTV出演であり、かつアメリカのTV史上、ピアノ・ソロ・リサイタルの放映自体が初めてでもあった。ショパン、スカルラッティ、シューマン、スクリャービンなど、ホロヴィッツのトレードマークともいえる作品が選ばれ、ホロヴィッツのアンコールで定番だった「カルメン変奏曲」で締めくくられている。64歳という全盛期に残されたほとんど唯一の演奏映像という点で貴重であり、日本では1971年にNHKで放映されて以後放映されることのなかった「幻」の映像。同内容のLPは1968年9月にCBSから発売された。そのCDにTVオンエアされた映像のDVDを一つのパッケージにした日本独自企画。 (C)RS
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